fluaジュエリーのデザインソースは、古く昔第二次世界大戦後に生まれた、コスチュームジュエリーに影響を受けています。
もともと、私は大学時代にグランジロックファッション、デニムに興味を持ち、古着、ミリタリーが好きでした。。
闇、みたいなものに美しさを感じていたのかな、、。今もそうですが。
グランジバンドの曲は、人間の混沌とした生臭い部分を、象徴的に歌っていて、その音の響きや歌唱スタイル、ファッションに、すごくカッコよさを感じていました。
ニルバーナのカートが履いていた、ボロッボロのデニムとか、アルパカのクッタクタのセーター。
伸びきったボーダーロンT。
パジャマシャツ。ふとぶち眼鏡。
どれも突き抜けていた。いまでも、数々のファッションデザイナーが影響を受けて、何度もランウェイではグランジファッションをテーマにした新作を着たモデルたちが綺麗に着飾っている。
多くの人が惹かれる闇から生まれる美。
ファッションの進化の中で大きな要素となるものの一つに、戦争があります。
私はミリタリーファッションが好きですが、
戦争もまた、悲しく苦しいものです。
これからを生きる者として知っておきたいと思い、戦争の写真展などにも足を運びました。
人の悲しみや弱さ、強さや逞しさ、汚さ、清らかさ。様々なものを見た気がします。
ファッションとは おもしろいものです。
そんな戦争を盛り上げる制服として生まれたミリタリーウエアーもまた、それぞれの時代で注目を浴びています。
ただ、私は、戦争が生み出した人々の中にある闇のようなものが形になったミリタリーファッションにもきっと美しさがあるんだと感じます。
ほとんどのひととおなじように。戦争はきらいです。
そんな、様々な時代背景や文化、心の変化などが形になっていた、“ヴィンテージ ”というジャンルに私は
ロマンを感じ、惹かれています。
第二次世界大戦後に物資の補給が少なかった時代に、女性が着飾るために生み出されたコスチュームジュエリー。
コスチュームジュエリーは時代とともに変化していきます。
女性のファッションの考え方を根底から覆し、新しい文化を作った ココ・シャネル。
女性たちの生き方にまで影響がでるほどの彼女が、コレクションで、コスチュームジュエリーを多用したことにより、ジャンルとしての価値が高まります。
そんなコスチュームジュエリーで使われていた素材たちを、“いまの時代を生きる1人の女性の感覚”で再構築したものが fluaジュエリーです。
ファッションの流れの中の一つとして、
なんだかおもしろいなって思ってもらえたら 嬉しい。